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使わない・壊れたパソコンの処分方法は?そのまま捨てると危険も!

2021年7月28日
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今や多くの家庭でも使われるようになったパソコンですが、いざ処分したいとなった場合どのように処分すれば良いかお悩みの方も多いのではないでしょうか?

また処分する際に、パソコン内部に蓄積されたデータや情報をどのように扱ったら良いか不安に感じる方が多いようです。

今回はパソコンの処分方法について詳しく解説していきます。

パソコンは消耗品!

仕事だけでなく、家でもパソコンをお使いの方も多いと思います。特に家のパソコンなどはもう10年くらい使っている…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

パソコンは大事に使用すれば長く使えますが、消耗品であり、かつ寿命があります。

パソコンの寿命はおおよそ5年

使い方や使う頻度によって差は出ますが、一般的にパソコンの寿命は約5年と言われています。

パソコンが使えなくなる主な原因は大きく2つで、本体(ハードウェア)の故障、もしくはOS(オペレーティングシステム)のサポート終了です。

 本体(ハードウェア)の故障

長年使用しているとマウスやキーボード操作での反応が遅くなる、なぜかファイルが破損する、突然真っ暗になる、画面が固まるなどのトラブルが増えていきます。

これらはハードディスクなど本体の部品が故障していると考えられます。

パソコンの部品の中でも特に故障しやすい箇所を簡単にご紹介します。

HDD・SSD

パソコンのデータを保存する部品です。

製品によってばらつきはあるものの、HDDの寿命は約3~4年、SSDは約5年と言われています。毎分数千回転するディスクが中に入っており、稼働時間の目安があります。その稼働時間が限界に近づくほど故障しやすくなるパーツです。

経年劣化以外にも、強い衝撃が加えられた場合、落雷などでの停電による突然の給電停止のような電気的不可が加わった場合なども故障することがあります。

また高温、多湿、埃の多い場所に弱いので注意が必要です。

マザーボード

パソコンに装備されている様々な役割や機能の橋渡しの役を担っており、効率よくパソコン操作ができるのはマザーボードのおかげです。

様々な機能とつながっているため、負荷が大きく故障する可能性の高いパーツです。

更に担っている機能が多いためどこが故障しているかの特定が難しいパーツでもあります。

このマザーボードが故障すると、電源がつかない・突然電源が落ちる・画面が乱れる・BIOSが起動しない・パソコン起動時に「ピー」と音が鳴るなどの症状が出ます。

マザーボードの寿命は3~5年と言われています。

電源ユニット

電力供給装置の事で、「電源ボックス」とも呼ばれます。パソコンへ安定した電力を供給する部品です。

パソコン使用時に常時稼働しており、負荷が大きく消耗が激しい部品です。

電源ユニットが故障した場合の症状としては、パソコン使用中にディスプレイが固まる・再起動やシャットダウンを繰り返す・ファンから異音がするなどがあげられます。

OSの寿命

OSとは「オペレーティングシステム」の略で、パソコン全体の管理や操作しやすい環境作りをしています。Microsoftの「Windows」やAppleの「Mac OS」などが有名です。

これらOSは時代に応じて新しいバージョンが作られています。各バージョンは開発元によってサポートされていますが、発売から約10年でサポートが終了することが多く、サポートが終了したOSはセキュリティ面のサポートもされなくなるため、特にインターネット接続時にウイルスに侵入されやすくなるなど、多くのリスクが発生します。

サポートが終了した場合には、必ずOSのアップグレードを行うことが望ましいですが、パソコンによっては性能や容量の関係でアップグレードできない場合もあり、その場合は買い替える必要があります。

デスクトップとノートパソコンの寿命の差は?

一般的にデスクトップパソコンの方がノートパソコンより寿命が長いと考えられています。その理由は「冷却の効率」と「パーツ交換の有無」です。

デスクトップパソコンの方がノートパソコンに比べて冷却ファンの性能が高く、パーツの消耗を抑えることができる、またキーボードなどの周辺機器が独立しているため、一体型のノートパソコンに比べるとパーツ交換が容易なことから、デスクトップパソコンの方が寿命は長い傾向があります。

パソコン壊れたら、買い替え?修理?

パソコンは高額なため、自分で修理できないような故障が発生した場合、まずはパーツ交換などの修理を検討することがほとんどと思います。

修理の場合は、メーカー保証期間内であれば安く済む場合もあります。期間内でなくても、パソコン修理専門の業者などに依頼して修理することも可能です。しかし、パソコンによっては高額な修理費用になってしまうときがあります。

修理ではなく買い替えがよいパターンの例

  • パソコンを購入してから5年以上は経過している
  • 修理費用と買い替え費用がほぼ変わらない
  • OSのサポートが終了し、いまのPCでは対応できない
  • 今すぐ使えないと困るが修理に時間を要する

上記はあくまでも例ですが、パソコンの寿命やOSサポートを境として考えてみると良いかもしれません。修理すればパソコンは長く使うこともできますが、やはり寿命を超えて使用すると急に動かなくなるなどのリスクは高く、そうなると内部のデータも取り出すことも困難になりますので注意しましょう。

パソコンを処分することになったら

パソコンには個人情報満載

では、不要になったパソコンを処分するとなった場合、事前にどんなことをする必要があるでしょうか?

大切な思い出の画像データや、最近であれば銀行口座のやり取りなどをパソコンですることも少なくありません。個人情報が残ったまま処分してしまうと悪用されてしまう危険があります。

データや履歴など重要な個人情報を処分前にどうしていくのかを解説していきます。

データのバックアップ・移行をする

音楽データや動画・写真などの画像データなど、必要なデータは忘れずにバックアップを取りましょう。

HDDやSSDのような物理的な記憶媒体に保存しても良いですし、安心できるオンラインストレージサービスに預ける方法などがあります。

データを消去する

パソコンデータの消去

生活の中で当たり前に使用する事が増えたパソコンは様々な個人情報が記憶されているため、慎重に扱わないと悪用される可能性もあります。

パソコンの処分が決まったら、必要なデータのバックアップを取ったあと初期化をしましょう。

初期化方法は、パソコン購入時に付属していたディスクやメーカーの公式サイトに記載がありますので、そちらを確認しましょう。

注意したいのは、HDDは初期化をしただけでは完全にデータは消去できていません。

完全にデータを消去する方法としては、パソコンが壊れて動かない場合は、HDDを取り出し、特別な機器を使って強い磁気をかけて消すなどありますが、使える状態ならばデータ消去ソフトを使用するのがおすすめです。

事前に確認したいパソコン処分の注意点

電化製品の中でもパソコンは処分に注意が必要なため、詳しく解説していきます。

パソコンは粗大ゴミやそのまま捨ててはならない!

家電や家具の処分を考えて真っ先に思いつくのは市町村が行っている粗大ゴミです。

以前はパソコンも粗大ゴミや不燃ごみとして自治体にて処分されていました。

しかし資源有効利用促進法が施行に基づき、パソコンはリサイクルを促進のため粗大ゴミでの回収ができなくなりましたので注意しましょう。

資源有効利用促進法とは

資源有効利用促進法とは、10業種・69品目を対象業種・対象製品として、事業者に対して3R(リデュース・リユース・リサイクル)の取り組みを求めるものです。

つまり、なるべくリサイクルして資源を有効に利用しましょうという内容で、パソコンはこの対象に指定されています。

パソコンには、鉄・アルミ・銅・金・銀・パラジウム・ネオジウムなどの金属・貴金属の他、プラスチックなどが回収され、新たな製品へとリサイクルされるようになりました。

このように法で回収が義務付けられているため、粗大ゴミとして捨てることはできず、回収業者に依頼するなどの別の方法を取らなければなりません。

個人情報の悪用

前述でもお伝えしたとおり

パソコンの記憶媒体には個人情報などの重要な情報が入っており、消去せずに処分した場合、悪用されるリスクがあります。前述した方法でご自身で消去するか、処分を依頼する業者にデータ消去を必ずしてもらいましょう。

パソコンを処分する方法

粗大ごみに捨てることのできないパソコンは以下の方法で処分することが可能です。

下取りサービスを利用する

買い替えの場合は、パソコン販売をした家電量販店やパソコンショップにて古いパソコンを無料もしくは有料で引き取ってくれる下取りサービスで処分できます。また店舗によりサービスは異なりますが、データ消去をしてくれる店舗もあります。

メーカーの回収サービスを利用する

資源有効利用促進法では、パソコンメーカーに使用済パソコンの回収とリサイクルが義務付けられています。対象のパソコンは「PCリサイクルマーク」が貼られており、メーカーに問い合わせれば無料で回収してもらえます。

PCリサイクルマークがない場合も回収してもらえる場合があるので、メーカーに問い合わせしてみましょう。

自治体のパソコン回収サービスを利用する

2013年に施行された小型家電リサイクル法により、再び自治体でパソコンの回収が可能となりました。しかし自治体により対応が異なるため、お住まいの自治体の情報を確認してください。ただし、サイズによって自治体では回収できない、そもそも自治体でパソコンの回収は行っていないなど、対応に大きく差があります。

パソコン専門の無料回収サービスを利用する

パソコン専門の無料回収サービスを利用するのもおすすめです。

ただし高スペックなパソコンは買取りサービスで処分した方が現金が戻ってくる可能性もあるので見積もりなどで比較してみるのも良いでしょう。

不用品買取業者に依頼する

不用品買取品のなかで、パソコン買取りも行っている業者に依頼する方法もあります。

メリットは「買取り」なので価値の付くものであれば現金になって手元に戻ってくることや、パソコンだけでなくパソコンデスクやチェア、プリンターなどの不用品も合わせて回収・買取してもらえる可能性があります。

ハイスペックなパソコンの処分の場合や、パソコン以外にまとめて部屋や家の整理を行う際には、こういった業者に依頼するのも良いと思います。

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パソコン回収のプロなら個人情報などのデータも安心!

HDDの物理破壊 データ消去

パソコンの処分に際してのデータ消去については、事前に自身で行うのが最も安心できます。しかし、データの完全消去の方法がわからない、完全に消されているのかなど不安がある方も多いと思います。

そういう場合は、回収業者に依頼前にデータ消去サービスの確認をし、回収と同時にデータ消去も依頼するというのも一つの手です。業者でのデータ消去方法は、専用のデータ消去ソフトを使用する他、強い磁気をあてての消去、HDD自体の物理的破壊という方法もあります。

特にパソコン内部からHDDを取り出さねばならない際には、分解手順がわからないと個人では難しいため業者に依頼が安心です。

パソコンの処分に関するよくある質問

よくある質問

不用品回収でパソコンパーツなどは回収してもらえますか?

弊社では回収が可能です。モニター、キーボード以外にも内部のパーツ単体でも回収可能です。パソコンパーツに限らず、ご家庭にあるようなものでしたら、基本的に回収いたします。

回収できないパソコンはありますか?

ありません。故障していても回収可能です。ただし回収業者によって異なりますので、依頼したい業者様へ直接お問い合わせください。

データの消去はしてもらえますか?

片付けドクターでは、本部に持ち帰った後、まとめて処理をさせていただいております。ご不安な場合は、目の前で物理的にHDDを破壊させていただきますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

パソコンの処分を行う際には、大きく2点注意が必要です。

データ消去を行う

個人情報などの情報漏洩を防ぐために必ず行う必要があります。ご自身で消去する方法のほか、回収業者へ依頼してデータを消去しましょう。

回収方法を確認する

資源有効利用促進法、小型家電リサイクル法などの法があり粗大ゴミでは回収できません。下取り、自治体での回収、不用品回収業者など、ご自身に合った方法で処分しましょう。

パソコンの処分は適切に行わないと思わぬ事故に巻き込まれるため、しっかりと処分方法を理解しましょう。


この記事を書いた人
片付けドクター 編集部

不用品回収や、ゴミ屋敷問題、遺品整理に関するお役立ち情報をわかりやすく発信しています。

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