いらなくなったギター・ベースはどう処分する?捨て方を不用品のプロが解説!
昔弾いていたギターやベースが、押入れや倉庫の整理をしていたら見つかったという話を聞くことがあります。今となってはギター・ベースを弾かなくなってしまった、知り合いにも譲る宛てがないなど、処分したいけど、「ギター・ベースってどうやって捨てるの?」という方も多いようです。
今回は弾かなくなってしまったギター・ベースの処分方法を解説していきます。
いらないギター・ベースを処分する方法は?
使わなくなってしまったギターやベースは、置いておくには大きく、場所も取ります。使用する目処が立たない・特に思い入れがあるわけではないなどの場合は、処分をおすすめします。処分方法は大きく3つあります。
人に譲る、「譲渡」がおすすめの場合
音が出る、普通に使うことができる状態であれば「譲渡と」いう方法があります。譲渡は、手放したいけど思い入れがあるため廃棄処理は…という人にもおすすめです。
まずは知人などに直接交渉するのも良いですが、宛てがない場合はSNSやフリマアプリなど活用して譲渡先を探してみる方法もあります。
初心者の方など、ギター入門用にとりあえず音が鳴れば何でも良いので引き取りますという問い合わせも来ることもあるでしょう。
譲渡の場合、ギター・ベースの譲り先が見つかるまでは自分の手元に置いておく必要があります。人気のメーカーなどであればすぐに貰い手が見つかりますがそうでない場合は、このようなデメリットがあることは覚えておきましょう。
業者での「買取」がおすすめの場合
音が出るものや、修理をすれば使えるギター・ベースは、業者に買取りしてもらえる可能性があります。買取りの良いところは、やはり「買取金」が手に入るのでお得になるというところです。
ただしギター・ベースの買取価格は、状態や付属品の有無をはじめ、メーカーや型番によって価値が大きく変動します。
状態に関しては、例えば新品同様でも良い値段がつく場合もありますが、逆に古かったとしても、いわゆるヴィンテージ物として思わぬ高値がつくものもあります。
まずはお手元のギター・ベースを査定に出してみるというのも良いでしょう。
買取の方法としては、
- ご自身でリサイクルショップに持ち込む
- 買取り専門業者に出張買取を依頼する
などの方法があります。お住まいの近くにリサイクルショップがある場合や、持っていける方はお店での査定ができますが、ギター・ベースが複数本ある、その他のアンプなども一緒に売りたい場合は出張買取がおすすめです。。
買取査定の際は、事前にメーカー・型番を確認した上で問合せするようにすると、スムーズに進みます。
また譲渡に近いかたちですが、ご自身でインターネットオークションに出品するというのも一つの方法です。
昨今では個人間でのインターネットを介したモノの売買も増えており、リサイクルショップや買取業者では値段がつかなかったギター・ベースでも、個人間であれば買い取ってもらえる場合があります。
出品の際には、ご自身で画像を取り、その画像と商品内容をオークションサイトへ記入したり、入札者とのやり取り、落札者へ送付手配など手間と時間がかかります。処分を急いでいない方にはおすすめの方法です。
ごみとして捨てる、「廃棄処分」がおすすめの場合
音が出ない、明らかに壊れている、修理ができない状態などの際は「廃棄」する方法が適しています。また、上記の「譲渡」「売る」などで譲り先が見つからない、価値が付かなかったものは、どうしても手元に残しておきたいという場合を除き、溜め込まずに廃棄処分しましょう。
ギター・ベースの廃棄処分方法
譲渡も買取も難しいギター・ベースの処分方法をいくつか解説します。
解体して「不燃ごみ」として捨てる方法
ギター・ベースは、ご家庭の「不燃ごみ」として捨てることも可能ですが、それは解体した場合に限ります。自治体で処分できる家庭ごみは、「1辺30cmまで」のようなサイズ規定があり、規定サイズ以上のギター・ベースはそのままの状態では捨てることができず、ノコギリなどを使って規定内のサイズに解体する必要があります。
さらにギター・ベースは木製のパーツや金属製のパーツなど燃えるもの・燃えないものが混在しており、サイズを小さくする他にパーツを分別していく必要があるため、かなりの手間がかかります。
自治体によっては、小さくしても「粗大ごみ」として扱う自治体もあるため、燃えるごみとして処分したい場合は、事前にお住まいの自治体公式ホームページを確認しましょう。
粗大ごみとして処分する
サイズが大きい不用品は、自治体の粗大ごみとして処分することができます。ギター・ベースも同様に、粗大ごみとしての処分が可能です。
粗大ごみとして処分するには自治体の粗大ごみ受付センターに電話やインターネット申込みが必要です。
そして粗大ごみの処分は有料となります。申込み時に指定された種類・枚数の処理券(シール)をコンビニエンスストアなどで購入します。処理券はA券とB券があり、それぞれ1枚200円と300円がかかります。
多くの自治体ではギター・ベースの手数料は400円が多いようです。その場合200円のシールを2枚購入することになります。
自治体によって処理金額は異なるため必ず確認と申込みはしましょう。
なお、回収方法は2つあります。
回収に来てもらう
ごみ処理センターに回収に来てもらう方法です。車などが無い場合におすすめです。
回収日をごみ処理センターと調整する必要があるため、今すぐ手放したいなどの場合は不向きです。申し込みから回収まではおよそ2週間~1か月くらいかかることが多いです。
ごみ処理施設に持ち込む
車などの移動手段を持っている方はこの方法がおすすめです。こちらは持ち込みですが、事前に問い合わせをして予約する必要があります。回収よりも都合が付きやすい反面、移動手段の有無に左右される方法です。
本体以外の付属品の処分について
ギター・ベースの付属品がある場合は、付属品それぞれで処分方法があります。
ギターケース、ベースケース
ケースにはソフト・ハードがあります。
ソフトケースについては布製のため家庭ごみの中でも「燃えるごみ」として捨てられる自治体も多いですが、折り畳んで小さくできないものについては、ハサミを入れて小さくするか、粗大ごみとして処理する必要があります。
ハードケースは基本的に「粗大ごみ」となります。ただしノコギリなどで小さく切ることで燃えないごみの日に出せる自治体もあるかもしれません。自治体によっては小さくしても粗大ごみ扱いとなる自治体があるため、必ずお住まいのホームページで確認しましょう。
ギタースタンド、ベーススタンド
30㎝未満の大きさの場合は、燃えないごみとして出せることがほとんどです。30㎝を超えてくると粗大ごみ扱いになります。
ギターアンプ、ベースアンプ
長辺で30㎝未満の小さなアンプについては、自治体により取り扱いが異なります。燃えないごみとして回収しているところもあれば、小型家電として回収場所を指定している場合もあります。事前に自治体のホームページで確認しましょう。
30㎝を超えるアンプについては、粗大ごみ扱いとなります。手数料は自治体によりますが1,000円前後くらいが多い傾向にあります。
弦・シールド
基本的にこれらは燃えないごみとして回収している自治体が多いようです。ナイロン弦については、自治体によってはプラスチックごみとして別に分類されていることもあるようです。
不用品回収業者で回収・処分してもらう
最後に、民間の不用品回収業者に処分を依頼する方法です。
不用品回収業者での処分は自治体の粗大ごみ処理費よりもコストはかかってしまいますが、解体する手間も不要で、特に最短即日で回収に来てもらえるなどのメリットがあります。
片付けドクターではギター・ベース(本体)の処分費用は0円で承っております。
但し、お伺い料金が最低限発生してしまうため、他の不用品と合わせてご利用いただくのが良いと思います。
悪徳な不用品回収業者には注意しましょう
不用品回収業者の中には残念ながら悪徳な業者も存在します。
「無料」と謳っていたにも関わらず作業後に高額請求してくるなど、消費者センターへの問い合わせは年々増えているようです。
【悪徳業者を見分けるポイント】
- 無料をアピールしながら街中を巡回しているトラック
- チラシなどで相場よりも大幅に安い金額や無料をうたっている
- インターネット上で情報が出てこない
- 問い合わせたが料金については何も教えてくれず、とりあえず作業の日にちを決めようとする
- 作業中に依頼していない家財まで運び出す
- 名刺や領収書など会社の住所や連絡先を確認できるものがない
- 予約したわけでもないのに突然訪問してくる
このような特徴を記載しましたが、不用品回収業者を利用する場合はインターネットでその業者を良く調べて、必要な許可を取っているかなどを確認したうえで、問い合わせ時の対応を含めて判断材料とするのが良いと思います。
ギター・ベースの処分に不用品回収業者がおすすめな理由
不用品回収業者での処分をおすすめしたいのは以下のような場合です。
引っ越し等で急いでいる
即日対応可能の不用品回収業者もあります。
自治体ではタイミングが悪いと2週間後に回収となる場合もあるため、急いでいる方は不用品回収業者がおすすめです。
ギター・ベース本体以外の周辺機材も引き取ってくれる
不用品回収業者であれば、ギター・ベースのケースやアンプ、スタンドなど材質も捨て方もバラバラになるものを一気に処分できます。
さらにギター・ベース関連に関わらず、家にある不用品をまとめて引き取ることも可能ですので片付けで出た大量の不用品処分などを一掃できるメリットがあります。
買い取ってもらえる可能性もある
業者によっては買取も行っているところもあります。
根強い人気のあるブランド(メーカー)、ギター・ベースの状態や付属品の有無によっては思わぬ臨時収入になることも!
片付けドクターでもギター・ベースの買取を行っております。
【片付けドクターで買取強化中のメーカー】
Gibson(ギブソン) / Fender(フェンダー)/ Martin(マーチン)/ Greven(グレーベン)/ Rickenbacker(リッケンバッカー)/ Epiphone(エピフォン)/ Greco(グレコ)/ Collings(コリングス)/ ZEMAITIS(ゼイマイティス)/ FERNANDES(フェルナンデス)/ Gretsch(グレッチ)/ Suhr(サー)/ IBANEZ(アイバニーズ)/ DEAN(ディーン)/ Jackson(ジャクソン)/ Star’s(スターズ)/ Sadowsky(サドウスキー)/ G&L(ジーアンドエル)/ MOMOSE(モモセ)/ Xotic(エキゾチック)
ギター・ベース本体以外でも、ケースやアンプなどもセットでなくても買取対象となることがあります。
まずはご相談ください。
買取査定の際に気を付ける点
少しでも買取りの査定額を上げたい!と思っている方も多いかと思います。そのためには次の点に注意してみると良いでしょう。
- (長期間使用してない場合)音が出るか確認する。エレキギター・ベースの場合は電気が通るか確認する
- 弦が錆びたり、切れたりしている場合は取り替えておきましょう。
- 汚れやほこりなどを拭き取り、少しでもきれいに見えるようにしましょう。タバコを吸う方については、においやヤニの除去を行いましょう。
- 購入時の付属品はなるべく揃えておきましょう(ケース・ケーブル・アダプター・保証書など)
片付けドクターにギター・ベースの処分を依頼
東京・神奈川エリアでのギター・ベースの不用品回収・処分については年間5,000件以上の圧倒的実績がある「片付けドクター」にお任せください。
東京・神奈川エリアでトップクラスの事業規模のため、早ければお問合せいただいたその日にお伺いいたします。
最低限、お伺い金額は発生してしまいますが、ギター・ベース自体のお引取りは無料で行っております。メーカー・型番・状態によって買取りも可能です。
周辺機器や他の不用品もまとめてお引取りいたしますので、一度ご相談ください。
ギター・ベースの処分に関してよくある質問
Q.買取りができないギター・ベースの特長はありますか?
A.「売れない」と判断された物は買取りができません。
例えば音が出るギター・ベースだとしても、市場価値が低いものにはやはり値段がつきません。音が出ないなど壊れているギター・ベースも基本的には値段がつきませんので処分のみの対応となります。
しかし中には壊れていても部品だけで価格がつくパターンもあります。
Q.自分で修理を繰り返したギター・ベースは、買取り価格に影響しますか?
A.どの程度の修理かにもよりますが、影響します。
プロの修理と比べて差がある場合は、価格に反映されてしまいます。元の状態から離れれば離れるほど、価値が下がっていく傾向にあります。
まとめ
今回は不用になったギター・ベースの処分方法について解説しました。
基本的にはギター・ベース自体の処分はどの処分方法を選んだとしても大きく料金がかかることはないと言えます。
ものによっては、ご購入当初より価値が上がり、プレミア価格がつくこともありますので、まずは無料の買取査定をしてみるのがおすすめです。