ベッドの正しい処分方法!フレームやマットレスの注意点と費用を解説
家族や一緒に生活する方の人数が変化するにつれて生活スタイルは変化していきます。生活スタイルの変化にともない、ベッドなどの大型家具も処分する機会もあるでしょう。そこで今回は、ベッドについての正しい処分方法についてご紹介します。ベッドはシングルサイズなどから、クイーン・キングサイズのように小さいものから大きいものまでさまざまな種類があるため、処分の仕方に戸惑う方も多いでしょう。処分方法からフレーム処分する際にかかる費用、など、不用品回収のプロが解説していきます。
ベッドの処分でよくある悩み
自宅の中にいくつかある家具の中でも、ベッドは比較的大きくて重いものです。引っ越しや買い替えで不要になったり、介護ベッドが不要になったり、さまざまな理由で処分を検討することも多いでしょう。また、大きくて重いベッドは処分の仕方に悩むものです。ここでは、ベッドの処分でよくある悩みについてご紹介します。
自分で運び出せない
ベッドは大きく重いため、1人で運び出すことが難しく、解体も手間取る可能性があります。
自分で運び出すことは身体を傷めたり搬出時に屋内を傷つけたりする危険も伴い、かなりの労力と時間を使います。
買い取ってもらえないことが多い
ベッドは「寝具」であり、直接人の肌に触れるもの。このような物はやはり買取りをしてもらうということは少し難しい場合が多いです。ハイブランド品や状態が良いものでフレーム部分を買い取ってもらえる場合もありますが、リサイクルショップ等でもベッドの買取りを行っている業者は少ないのが現状です。
正しい処分方法が分からない
マットレスとフレームが一緒に処分できるのかどうか分からない、そもそも粗大ごみやリサイクルショップ、不用品回収業者で対応しているのかどうか分からない、処分方法について疑問も多いのではないでしょうか。
次の章では処分方法を詳しく解説します。
ベッドを処分する際の注意点
ベッドを回収・処分する際、粗大ごみでも不用品回収業者でも、フレームとマットレスを分けて料金設定されていることがほとんどです。ベッドといっても電動ベッドや脚付きマットレス、折り畳みベッドなど種類はさまざま。基本的にベッドの処分には「ベッド本体」などフレームの処分を指していることが多く、自治体・業者によっては粗大ごみとして回収対象外となっているところもあるため注意が必要です。
また処分をする際、フレームとマットレスだと費用がかかるのはマットレスになります。「ベッド本体」と依頼して結局マットレスもあった、となると追加で金額がかかってしまったり、回収してもらえなかったりすることもあるでしょう。あくまで「ベッド本体」はフレームのみを表すということをこの記事で覚えていただき、マットレスがある場合は事前にマットレスも回収希望であることを不用品回収業者に伝えるようにしましょう。
ベッド・マットレスを粗大ごみで処分する方法
ベッドやマットレスは大きいため、家庭ごみではなく基本的には粗大ごみとして処分することになります。
ここでは自治体の粗大ごみでベッドを処分する場合にかかる費用や流れを紹介します。
ベッドの粗大ごみ回収にかかる費用と流れ
ベッドの処分にかかる費用相場
ベッドのサイズや二段ベッド・電動ベッドなどの種類により費用が異なります。詳細な費用は自治体ごとに異なりますが、おおよその費用は以下です。
ベッドの種類 | 処分費用(相場) |
ソファベッド | 1,500円 |
スプリングマットレス | 2,000円~ |
折りたたみマットレス | 1,000円 |
ベビーベッド | 500円 |
シングルベッド(フレームのみ) | 1,000円 |
ダブルベッド(フレームのみ) | 1,500円 |
二段ベッド(フレームのみ) | 2,000円 |
電動リクライニングベッド | 2,000円 |
パイプベッド | 1,000円 |
上記はあくまで相場であるため、お住まいの自治体のホームページ等で確認をしてみましょう。
ベッドを粗大ごみで処分する流れ
自治体の粗大ごみは依頼から回収までは2週間前後かかります。処分したい日がある程度決まっている場合は早めに予約がおすすめです。従来は電話での予約が主流でしたが、最近はホームページのフォームに必要事項を入力すれば予約できたり、オペレーターとリアルタイムでチャットを通じて予約をしたりすることが可能な自治体もあります。自治体ごとに指定された方法で予約をしましょう。
粗大ごみの回収は指定された日程の当日朝8時までに指定場所へ出しますが、事前に粗大ごみ処理券を購入しておく必要があります。お近くのコンビニやスーパーで購入できます。コンビニであればどの店舗でも購入できますが、取扱いをしているスーパーは限られているため、事前に確認をしましょう。
指定場所へ出した粗大ごみへ、購入したシールを貼れば、あとは自治体が回収してくれます。
マットレスの粗大ごみ回収にかかる費用と流れ
ベッドの処分にかかる費用相場
上記で説明をした通り、「ベッド本体」と「マットレス」の回収は別で料金設定がされています。
ここでは「マットレス」の処分に大体どのくらいの費用がかかるかを説明します。
マットレスの種類 | 処分費用(相場) |
スプリングマットレス(シングル) | 2,000円 |
スプリングマットレス(ダブル) | 2,500円 |
スプリングマットレス(クイーン) | 3,500円 |
折りたたみマットレス | 1,000円 |
ベビーベッドマット | 1,000円 |
自治体により異なりますが相場は上記です。
マットレスを粗大ごみで処分する流れ
粗大ごみで処分するものはどのようなものでも流れは一緒です。
マットレスもベッド同様にセミシングルからキングまでさまざまなサイズがあります。サイズにより処分費用も異なりますし、予約をする際に必ずサイズは聞かれますので、事前に調べておきましょう。
シングルサイズやダブルサイズというような形で分からなければ、寸法(縦/横のサイズ)を控えておき、そちらを回収先に伝えましょう。もちろん小さいサイズのほうが処分費用は安く済みますが、伝えていた内容で処理券を購入し、実際サイズが違ったとなると回収してもらえなかったり、追加で料金がかかってしまったりするので注意が必要です。
処分費用はあくまでも一例であり、処分方法によって費用は変わります。
自治体で運営している粗大ごみは比較的安価ですので費用を抑えたい方にはおすすめといえます。
しかし、回収日が指定できないことや回収場所まで自分で運び出す必要があるため、日程の希望がある場合や自分で運び出すことができない場合は、自治体での粗大ごみの依頼は難しいでしょう。
自治体の粗大ごみ以外でのベッドの処分方法6つ
回収日を指定したい方、家からの運び出しが不安な方は自治体の粗大ごみ以外での処分をおすすめします。
処分方法には、それぞれメリット・デメリットがあるため、自分にあった方法で処分するのが良いでしょう。
新しいベッドを購入したお店の下取りに出す
買い替えで新しくベッドを購入した店舗が下取りサービスを行っていればそちらに下取りを出す方法もあります。ニトリやIKEA、無印良品などの大手店舗、ネット店舗でも下取りサービスを行っている業者は意外と多いです。しかし「1点購入したら1点のみ下取り」という場合がほとんどです。そのため、シングルベッドを2点処分してダブルサイズを購入するなどの場合は1点のみの下取りになってしまいます。また、出張引き取りをやっている店舗もありますが、持ち込みをして下取りをしてもらう店舗が多いです。
自分で運搬できない場合は下取りをしてもらうのが難しいでしょう。ちなみに買い替えの場合でも、不要になったベッドの引き取りを行っていない店もあるため注意が必要です。
費用については店舗により異なりますが、一般的に無料~5,000円前後までとなっています。
処分の流れ
まずは新しいベッドを購入した店舗に下取りが可能か、可能な場合はどのような方法で古いベッドを引き取ってもらうか、何点まで下取りが可能かを聞いてみましょう。その店舗の方法に従って処分、支払いをしましょう。
自分でベッドを解体して家庭ごみに出す
フレームを自分で解体して長い部分はのこぎりで切るなど、細かくできる場合は家庭ごみとして捨てられる場合があります。しかし解体したからといってどのような物でも家庭ごみとして出せるというわけではなく、家庭ごみにはサイズの上限があります。
こちらも自治体によりますが金属製品は一番長い辺が30cm未満の物、木製品は50cm未満の物でないと家庭ごみとしては出せません。どのサイズのベッドでもおそらく解体して自力で切断をしないと家庭ごみとしては出せないでしょう。処分の費用はかからない代わりに時間と労力を使います。自身で運び出しを行う場合、慣れない作業でケガをしてしまう可能性もあります。不用品回収業者などプロにお願いする方が安心できるでしょう。
処分の流れ
解体をして自治体指定サイズ未満にまとめたら、指定日に普段通り、ゴミ置き場に出せば大丈夫です。粗大ごみ等とは違いもちろん事前予約等はいりませんが、何曜日に出すべきごみなのかはしっかり確認して守るようにしましょう。
自治体が指定した業者に回収・処分を依頼する
各自治体が指定している業者は、各自治体のホームページで確認することが可能です。
指定場所へ持ち込んで処分してもらうこともできますが、土日祝日は営業していなかったり、自宅まで回収に来てもらう場合は別途運搬料が発生したりします。自治体が指定しているからといって安く処分できるというわけではありません。また、営業時間も短い業者が多いため、スケジュールに融通が利かないのがデメリットです。
処分の流れ
回収に来てもらう場合は基本的にどの業者でも事前に予約が必要です。このような業者は即日での回収は難しい可能性が高いので、この方法を利用したい場合は早めに依頼するようにしましょう。
自分で指定場所へ持ち込む場合は、予約が必要な業者もあれば、営業時間内であれば予約不要で持ち込みが可能な業者もあります。
しかし、かなり大きいベッドである場合は事前に持ち込みをしていいか確認をするようにしましょう。
リサイクルショップに持ち込む
状態の良いベッド、ハイブランドのベッドであればリサイクルショップに持ち込むことで臨時収入となる可能性があります。
しかし、最初に説明した通り、ベッドは「寝具」であるため、フレームなら買取りをしてもらえる可能性はありますが、マットレスは買取りが難しい可能性が高いです。そのため、ベッド本体とマットレスを処分したい場合は、フレームはリサイクルショップに持ち込み、マットレスは他の処分方法を利用するという二度手間になるでしょう。また、出張査定・引き取りを行っているリサイクルショップなら良いですが、基本的には自分で持ち込みをする必要があります。
処分の流れ
まずは買取りが可能かどうか査定をしてもらう必要があります。電話で問い合わせをしたり、メールやLINEで査定を行ったりするリサイクルショップも多いため、必ず事前に問い合わせをしましょう。買取りをしてもらえる場合は、持ち込むか出張買取りを行っているかを確認し、出張買取りをしてもらえる場合は依頼した日程に回収してもらい、査定額を受け取って完了です。
不用品回収業者に依頼する
自分で処分するために運び出すのは難しい、急ぎで処分したいというような場合は不用品回収業者を利用するのがおすすめです。年中無休で営業している業者が多く、予約状況によっては最短即日から回収にきてもらえることも可能です。また、ベッド本体とマットレスをまとめて回収してもらえるのはもちろん、ベッド以外に不用品がある場合はまとめて回収してもらうこともできます。当日の運び出しから回収まですべて業者がやってくれるため、自身で行う作業がなく手間がかかりません。
ただし、基本的には「処分費用+運搬料」がかかる場合がほとんどのため、自治体の粗大ごみ回収を依頼するよりは費用は掛かります。
処分の流れ
基本的にはどの業者も予約制なので、電話やメールなどで事前に問い合わせをしましょう。
品目の詳細を伝えれば金額を教えてもらえる業者もあれば、現地で見積りをしないと金額が出せない業者もあります。さまざまな業者がありますので、できるだけ相見積もりを取るようにしましょう。金額や内容を比較し、依頼する業者を決めたら、回収日時を予約して完了です。当日は部屋からの運び出しから回収まで全て業者がやってくれるので、終了後に支払いをして処分が完了です。
不用になったベッドの処分・回収は片付けドクターへ!
ベッド1点のみでも最短即日お伺いが可能です。まずは概算金額の問い合わせだけでもかまいません!
搬出が難しい場所でも対応可能です
片付けドクターでは、お伝えする金額の中に解体費用も含まれております。解体をしないと階段やEVに入らないという場合でも追加料金なしで解体をして搬出します。
また、解体できないベッドでも、2階までであれば吊り降ろしで搬出させていただくことも可能です。
※吊り降ろしが必要な場合は実際の現場状況を拝見したいため、まずは無料現地見積りの案内をさせていただく場合がございます。
※当社は人力での搬出になるため、3階以上の吊り降ろしはお断りさせていただいております。
名ブランドやアンティークベッドは買取りが可能な場合も!
カリモクやカッシーナなどのハイブランド家具については、買取りさせていただける場合がございます。
電話にて購入時の金額や購入年などをお伺いの上、買取り可能かを確認させていただきます。
「これってハイブランド…?」と迷われている方、ぜひ一度お問い合せください!
※多くお問い合せをいただきますが、ニトリ、IKEA、無印良品は買取りが難しいです。
マットレスやベッドフレームをまとめて処分可能
マットレスとフレームをまとめて回収できるのはもちろんのこと、布団やシーツ、ベッド横に置いていたサイドテーブルなど、どのようなものでも回収が可能です。
たくさんの不用品がある場合は事前に現地にて無料見積りをさせていただくことも可能です。
ベッドの捨て方に関するよくある質問
Q不用品回収業者では、ベッドの解体作業も対応してもらえますか?
Aもちろん可能です。しかし、解体料金は別途かかる業者もあります。解体しないと搬出できないようなベッドの場合は、見積りの際に必ず「解体料金は含まれているか」を確認することをおすすめします。
Qベッドの処分費用は何で決まりますか?
Aシングルやダブルなどのサイズや、収納スペースがついているか、木製なのか金属製なのかで処分費用を算出しております。また、マットレスに関しては、スプリングが入っているマットレスなのか、折り畳み式のマットレスかによっても処分費用が変わります。
まとめ
今回は不要になったベッドの処分方法について解説しました。不要なベッドを粗大ごみとして回収してもらう場合、ベッド本体はベッドフレームなどを示し、マットレスは別で伝える必要があります。不用品回収の依頼時には注意しましょう。自治体の不用品回収を利用する場合は、回収までに時間がかかったり、種類によっては回収が難しかったりすることもあります。仕事などで忙しい方や引っ越し・買い替えなどで即日回収などを希望する場合は不用品回収業者を活用すると良いでしょう。
生活環境の変化で数年に1度、ベッドを買い替える人も少なくはないはずです。この記事が少しでも、ベッドの処分に困っているあなたの力になれれば幸いです。