不用になった電子レンジの処分方法は?5つの方法を解説
引っ越しや買い替え等で不用になる家具や家電。さまざまな不用品がありますが、その中でも比較的安価で購入でき、毎日使う人も多い電子レンジ。今回は電子レンジが不用になった際に、どのような処分方法があるのか、処分にはどのくらいの料金がかかるのか、今更聞けない!というようなことを取り上げて不用品回収のプロが解説します。
電子レンジは「小型家電リサイクル法」に従って処分
「家電リサイクル法」という言葉を聞いたことがある方は多いかもしれません。ですが、今回取り上げる電子レンジは「小型家電リサイクル法」に分類されます。
「小型家電リサイクル法」とは
電子レンジやプリンター、DVDプレーヤーなど、20kg以下で3辺が140cm以内のものが対象となります。この「小型家電リサイクル法」は、資源の有効利用と環境汚染を防止するため、2013年4月から施行されました。
「家電リサイクル法」は家電4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)が対象となり、約1,000円~5,000円前後で費用負担があります。施行前はゴミとして埋め立てられ、処分場が行き詰まりされていました。
施行後は認可を受けた事業者が適正に処理をするため、資源の有効利用と環境汚染防止が推進されています。
回収後は、適正な手順・処理・管理体制の基で、リサイクル処理が行われています。
電子レンジの5つの処分方法
ここからは、さまざまな処分方法について解説をしていきます。
たくさんの処理の仕方がある中で、価格や手軽さなど、ご自身にあった方法で適正に処理をしましょう。
1. 自治体(市区町村)のごみ回収による処分
引っ越しを何度か経験している方であれば、粗大ごみを一度は利用したことがあるかと思います。電子レンジも粗大ごみで回収を依頼することは可能です。引っ越しの日程が迫っていたり、スケジュールがなかなか合わせられなかったりする方には多少デメリットはありますが、比較的費用も抑えられるため、自治体のごみ回収を利用する方も多くいます。
しかし自治体により、「不燃ごみ」か「粗大ごみ」か、電子レンジの扱いが変わるため、お住まいの地域のルールに従って回収を依頼するようにしましょう。
2. リサイクルショップに電子レンジを回収してもらう
比較的新しく、まだ使用できるような状態であればリサイクルショップへ持ち込み、売ることも可能です。
リサイクルショップに持っていくならせっかくなら高く売りたいと思うものですよね。汚れを取り掃除をしておいたり、電源コードやプレートを忘れずにつけたりということをしておくと、高く売れる可能性があります。近くにリサイクルショップがあれば持ち込むこともできます。最近では自宅まで出張をして買取りってくれるリサイクルショップもあるようですので、有効利用をしていきましょう。
3. 家電量販店での下取り
ただ処分をするのではなく、新しい電子レンジに買い替える場合、購入する家電量販店が引き取ってくれることがあります。ただ、一概に「下取り」とは言っても、家電量販店により方法や条件が全く異なります。
例えば、大手家電量販店A社は、下取りに出した商品に応じてお店からお金が支払われます。B社は下取りに出したらその店で使えるポイントが還元され、C社ではこちらの費用負担があります。
このように、下取りだけでも形態はさまざまです。事前にしっかり調べておきましょう。
4. ネットオークションやフリマアプリで売る
ネットオークションやフリマアプリなどで、業者ではなく個人に電子レンジを売るという方法もあります。
メルカリやヤフオク、ジモティなど、多くのサイトがあります。他の方法より高く売れる可能性はありますが、梱包や発送の手間がかかるため、時間の取りづらい方にはあまりおすすめできません。
また、個人間の取引になるため、万が一何かあった際にトラブルが発生してしまう可能性もあり、出品自体に慣れていないと、この方法はあまりおすすめできません。
5. 不用品回収業者に電子レンジの処分を依頼する
不用品回収業者もさまざまで、しっかりと許可を取り運営している業者もあれば、無許可で運営している業者がいるもの事実です。
例えば、町中を大音量で巡回しているトラック、「無料回収」というような広告を出している業者、空き地で回収をしている業者は無許可の業者が多いです。こちらの業者に依頼をすると不適当な処理をされ、健康被害や環境汚染の問題をさらに悪化させてしまうことになります。また、不法投棄当のトラブルも発生するため注意が必要です。そのため、環境省・経済産業省の認定を受けた小型家電適正リサイクルのマークがついた回収サービスをご利用ください。
また、他にも不用品があれば、まとめて回収してもらえることも不用品回収業者に依頼するメリットの一つです。まとめて不用品・粗大ごみを処分したいと思っている方は優良な不用品回収業者を利用するのも良いでしょう。
電子レンジの処分・回収にかかる料金
ここからは、電子レンジを処分するのに、どのくらいのお金がかかるのか、方法ごとに解説をしていきます。
自治体(市区町村)のごみ回収による処分費用
すでに説明をした通り、自治体によって不燃ごみ扱いになるのか、粗大ごみ扱いになるのかが異なるのと一緒で、価格も自治体によってことなります。相場としては400円~800円程度です。お住まいの自治体窓口へ問い合わせてみたり、ホームページを確認したりしましょう。
リサイクルショップでの電子レンジ回収費用
電子レンジの状態や機能、メーカーなどによりさまざまですが、費用はかからずに買取りをしてもらえる場合が多いです。もちろんリサイクルショップによって価格はさまざまですし、状態を見ないと査定が出せないことがほとんどだと思うので、一度査定だけでもしてもらうために持ち込んでみても良いかもしれません。
家電量販店での電子レンジ下取り費用
こちらも家電量販店により、無料~2,200円前後の費用発生などさまざまです。家電量販店によっては、電子レンジは下取りをしていない所もあるようなので、事前に問い合わせをしておくことをおすすめします。
不用品回収業者での電子レンジ回収費用
無料~数千円で引き取りが可能です。ただし、業者やプランによって金額は大きく変動するため、事前に見積りを依頼するといいでしょう。
処分方法 | 費用(相場) |
---|---|
自治体(市区町村)のごみ回収 | 400円~800円程度 |
リサイクルショップ | 店舗により異なる。※状態によっては無料の可能性あり |
家電量販店での電子レンジ下取り | 無料~2,200円前後 |
不用品回収業者 | 無料~数千円程度 |
ネットオークションやフリマアプリの場合は配送料がかかる
なるべくきれいに掃除をしておき、付属品などもつけ忘れずに出品をすることで、費用はかからずにプラスにすることができます。しかし、販売価格や送料をどちらが負担するかによっては、費用が発生します。
出品者が配送料を負担する場合、販売価格と配送料で相殺、もしくはプラスになりますが、無料で譲るなどの場合は配送料でマイナスとなります。
片付けドクターの電子レンジの不用品回収・処分
片付けドクターでは、ご自宅で出た不用品の回収や買取りを行っております。
電子レンジのみの回収ももちろん、他に不用品があれば一緒に回収をさせていただくことも可能です。片付けドクターは環境省・経済産業省の認定を受けて運営をしており、適正な処理をさせていただいております。また予約状況や地域にもよりますが、最短即日から回収が可能です。もちろん、お見積りやご質問だけでもOK。ぜひ、お気軽にお問合せください。
電子レンジの回収・処分に関してのよくある質問
見積りに必要な情報は何ですか?
お住まいの地域、搬出状況(戸建て・アパート・マンションの何階から搬出をするのか、建物前にトラックを一時駐車することは可能か)、1人で運べるような重さなのか、ご希望のお日にちや時間帯をお伺いできればお見積りを出すことができます。
どのような電子レンジであれば買取りしてもらえますか?
目安となりますが、製造から3年以内のものであればお買取り可能な場合が多いです。
お電話でお問合せいただく際には、「製造年数」「メーカー名」「型番」「購入金額」を分かる範囲でお伺いできれば幸いです。最終的な買取り金額は現物を拝見してからお伝えとなります。
電子レンジ1つだけでも取りに来てもらえますか?
はい、もちろん可能です。最短即日からお伺いが可能です。
まとめ
今回は、不用品回収のプロがわかりやすく電子レンジの処分方法や手順、料金を解説させていただきました。電子レンジの処分方法はたくさんありますので、ご自身のスケジュールや予算などに応じて適正な処分をしましょう。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。